なんとなく分かりそうで分からない「Subterror」
竜皇は新規が来るまで放置、ロリ谷です
最近なんとなく海外先行テーマに触れてみようと思ったわけだが、丁度よく次弾の米版「TDIL」において「Spyral」と「Subterror」という2つのテーマが先行で登場するようだ。
前者のSpyralは知り合いが組むらしく、なし崩し的に後者のSubterrorを構築、考察するわけである
Subterrorって?
上に記した通り米版「TDIL」に収録される海外先行テーマの1つであり、立ち位置的には一昨年のBA、去年のkozmoと同じにある。
フィールド魔法が1枚、下級モンスターが1枚、上級のサイクルリバースモンスターが2枚存在し、上級モンスターのリバース効果を使いつつビートダウンするのを基本の動きとするデッキになりそうだ。まずは上級モンスターからみていこう
Subterror Behemoth Stalagmo
「Subterror Behemoth Stalagmo」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。(1):このカードがリバースした場合に発動できる。手札から「Subterror」モンスター1体を捨て、自分はデッキから2枚ドローする。(2):自分フィールドの表側表示モンスターが裏側表示になった時、自分フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。(3):自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。
Subterror Behemoth Umastryx
「Subterror Behemoth Umastryx」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外する。
(2):自分フィールドの表側表示モンスターが裏側表示になった時、自分フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)
Subterrorの上級モンスターは
- 固有効果
- 自場の表側モンスターが裏側になった時に手札から表側守備で特殊召喚できる(共通効果)
- 自分メインフェイズに裏側守備になる(共通効果)
の3つの効果から構成されており、上記したようにこの上級モンスター達をいかにしてフィールドに展開しリバース効果を使いつつビートダウンするかがこのデッキの鍵になる。
上級モンスターらしく高いステータスを有しているが種族が「岩石族」「爬虫類族」と別れており、カテゴリーテーマの種族が統一されているデッキに比べるとやや汎用性に欠けると言ったところ。属性も地属性であり豊富なサポートを受けることが出来るとは言えず、同弾のSpyralとはかなりの差がある
The Hidden City
「The Hidden City」は1ターンに1枚しか発動できない。(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「Subterror」モンスター1体を手札に加える事ができる。(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分フィールドの裏側守備表示の「Subterror」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または表側守備表示にする。(3):1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。自分フィールドの裏側守備表示の「Subterror」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または表側守備表示にする。その後、その攻撃を無効にできる。
テラフォーミングが過労死する昨今に追い討ちをかけるようなカードである。
発動時の効果処理としてSubterrorをサーチする効果、自分のメインフェイズに裏側Subterrorを表にする効果、相手の攻撃宣言時に自場の裏側Subterrorを表にし攻撃を無効にする効果の3つを持つ。
①のサーチ効果を見てもらえればわかる通りテラフォーミングを含めてデッキに6枚投入が望ましく、②③の表示形式変更効果、特に②の効果がSubterrorの回転に一役買うことになる
Subterror Nemesis Warrior
「Subterror Nemesis Warrior」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。(1):デッキから「Subterror」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。元々のレベルの合計が墓地へ送っ「Subterror」モンスターのレベル以上になるように、このカードと自分フィールドの他のモンスターを1体以上リリースし、墓地へ送った「Subterror」モンスターを表側守備表示また裏側守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。(2):このカードが墓地に存在し、「Subterror Behemoth」モンスターがリバースした場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
Subterrorのイケメン枠。デッキからSubterrorをコストとして墓地に送り、条件に合うようにNemesis含むモンスターをリリースして墓地に送ったSubterrorを守備表示で特殊召喚またはセットする効果、場のSubterrorがリバースした際に自己蘇生する効果のを持つ。
こちらは戦士族ということもあり増援などのサポートを受けられ、インヴォーカーなどでリクルートすることが可能だ。
しかし扱いが難しく、特に①の特殊召喚効果が厄介でこれだけを使用するとなるとデッキ内にSubterror以外の高レベルモンスターを積むことになるため事故要因になってしまう。Umastryxはレベル7であるためレッドリゾネーターなどのレベル3モンスターと合わせれば出すことが出来るが、Stalagmoをセットしようとなるとレベル6以上になるようにモンスターをリリースせねばならずStalagmoの性能に見合っているとはとても言えない。
②の自己蘇生効果は上級Subterrorモンスターの展開が前提になるが比較的扱いやすく、自分ターンにSubterrorをリバースし蘇生→相手ターンに別のSubterrorをリクルートといった動きが出来ればかなり美味しい。だが現状Subterror関連カードが4種類しかないためやはり扱いに難しいカードである。
図解
上に図をまとめてみた。Nemesisはややこしいため割愛した次第である
Subterrorの動きとしては2つのポイントがある
- 上級Subterrorモンスターをいかにして展開するか
- 安定してリバース効果を発動できるか
何度も言うように4種類しかないためデッキ構築をしようにも28枚別のカードを投入しつつ上記の動きを駆使するとなるとかなり非現実的な話である
しかしBA、UA、kozmo、kaijuなどの海外先行テーマを見てみるといずれのテーマにもパワーカードが配られており、特にBAやkozmoなどは海外において長らく環境として戦える力が備わっている。私としてはSubterrorがある程度戦えるほどのパワーを貰えればこれほど嬉しいことはない
次回の記事で現状のSubterrorと相性が良いと思われるカードを紹介していこうと思う。
かなり駆け足になってしまったが、Subterrorというカテゴリーに興味を持ってもらえれば幸いである。
余談
シークレットレア
私「
お金の用意が大変だ